2006年7月11日(火)
合 氣 道

私の趣味は、合氣道です。

合氣道を始めたのは私が25歳の頃ですが、合氣道を始めたそもそものきっかけは、祖母から勧められたからでした。当時祖母は80歳を越えておりましたが、大阪で合氣道の道場に通っていました。
当時、私は早稲田大学を卒業した後も親元で暮らしながら、司法試験の勉強に打ち込んでいました。当時の司法試験は、不合格の場合、どの程度の成績で落ちたのかをある程度知ることができましたが、あと一歩というところで不合格となる年が数年続いていました。私は、どうすれば他の受験生と差をつけることができるかを模索しながら、勉強する日々を送っていました。

そのような頃、なかなか試験に受からない私を見かね、祖母が、「成功の秘訣は氣にあり」(藤平光一著)という本を贈ってくれたのでした。この本は、心身統一合氣道という流派の宗主が氣の原理について書かれたものでした。私はこの本を読んで大変な感銘を受け、直ぐに、書籍の発行元に問い合わせて、近くにある合氣道の道場を教えて頂きました。そして、直ぐにその道場に入会したのでした。

合氣道には様々な教えがありますが、最も重要な教えの1つに、「争わざるの理」という教えがあります。

「争わざるの理」 :  絶対的天地に争いはなく、相対的世界にのみ争いは生ず。
我れ、心身を統一して天地と一体となり、天地の理を実行するならば、人自ら我れに従う。
生存競争、弱肉強食という勿れ。真の成功の道は、争わざるの理、即ち、平和への道と全く同一の道である。

私は、合氣道の教えを学ぶうちに、それまでの私の勉強方法が間違っていたことに氣が付きました。司法試験は合格率3%前後という最難関の試験であり、多くの受験生は、如何に人より秀でた答案を書くかに心血を注いでいましたが、司法試験も人が問題を作っている以上、問題の作り手のことを考えて回答を行なうべきであり、他の受験生と争う必要などはじめからなかったのでした。

そして、私は、合氣道を始めた翌年の司法試験に合格しました。
その後、弁護士になり、当事務所で働くようになりましたが、合氣道の道場通いは変わらずに続けています。先日は昇段審査を受ける機会を与えられ、弐段に昇段することもできました。
もちろん、「争わざるの理」は、弁護士の仕事をする上でもとても有効な考え方の1つです。一見矛盾するようですが、常に争いの渦中に身を置いている弁護士でさえ、「争わざるの理」なくして、成功することはありえないのです。

私に合氣道を勧めてくれた祖母は既に他界しましたが、私に貴重な教えを遺していってくれたのでした。

文責 弁護士 佐々木

2006年6月19日(月)
プロポーズは内容証明郵便で(^Ш^)

調停や裁判では、やはり証拠が重要です。

争いの多くは、当事者間の主張(言い分)が違うために起こります。ですから、その主張の一方を裏付ける証拠があれば、解決の鍵となるわけです。日頃から、これは後々揉めそうだ、というような事がありましたら、証拠を残しておくことをお勧めします。ただし、違法な方法で入手したものは、裁判で証拠としては扱われないそうです。

法律事務の仕事に就いて早8年。いろいろな事件の事務処理を手伝わせていただきましたが、「○○が残っていれば!」とか「××の写しがあれば」等、残念な思いをしたことが多々あります。

例えば「婚約不履行」のケースでは・・・ 
弁護士いわく、「婚約」は正式な結納をしていなくても、口頭でのお互いの意思確認で成立するそうです。「結婚しましょう」「そうしましょう」で成立、ってことです。が、しかし!ここに落とし穴があります。後日、もし万が一、相手から婚約を破棄され、婚約不履行により慰謝料を請求しようと思った場合(これをお読みの婚約中の方、縁起でもない例えですみません)、婚約が成立していたことを証明しなくてはいけないんです。婚約が成立していなければ、単なる男女の恋愛・別れとして扱われてしまうわけです。口約束のみですと、この証明が難しく、言った言わない、の水掛け論になってしまいます。

何か証拠は?
そこで私は、考えました。自分が婚約するときは、証拠を残そうと!!

@ プロポーズは内容証明郵便で。(何年何月何日、誰から誰宛に、どんな内容の手紙を出したかということを郵便局で証明してくれる特殊取扱郵便物です。)
A 婚約指輪の領収書但し書きは、「お品代」ではなく「婚約指輪代金」と記入してもらい、相手に悟られないよう(!)自分の手元に保管。

これで、婚約成立が証明できると事務所同僚に自信満々に提案してみたところ、
「いや、そこまでしなくても・・」とか「相手がひきますよ、絶対」「信用できる相手を探しましょう」等々、あまり評判はよくありません。確かに、ちょっとヤな女ですよね。こんなことを言っているから、未だご縁がないのでしょうか(笑)

文責 事務員 増田

2006年5月26日(金)
船旅のすすめ

私は大学時代,京都から実家の北海道に帰る時には,たいてい一人で舞鶴から小樽まで船に乗っていました。船といっても当然豪華客船ではなく,通常のフェリーです。

船旅は時間がかかります(当時は舞鶴:午後11時30分発→小樽:翌々日午前4時着)が,飛行機よりは格段に安く,ゆったりとお風呂に入ることが出来るなどのんびりできるため,愛用していました。
船室は色々あるのですが,一番安い2等船室(枕と毛布がありますが雑魚寝です)でいつも帰っていました。船の中では本を読みつつも,よく隣の人に話しかけたりしていました。特に2等船室には,若者(バイクでツーリングをしている人や大学生など)が多く,話好きな人が多かったです。北海道を自転車で一周する人もいましたし,トラックの運転手に北海道の東の方まで連れて行って欲しいと頼んでいた女子大生もいましたし,ライブのためにわざわざ北海道まで来る人もいました。気がつくと夜風をあびながら朝3時まで話し込んでいるということもよくありました。知り合った人の中には,その後もメールを交換したり,下宿に遊びに来ていた人もいましたね。

また,船は夜空がとてもきれいですよ。都会の空とは比べ物にならない程星が綺麗にまたたいています。夜の漆黒の海を眺めていると吸い込まれそうになることもしばしばです。そんな体験ができるのも船旅ならではです。

時間に余裕がある方は(お金があってもなくても),是非とも一度船旅をしてみるといいと思いますよ。普段の時の流れとは違う流れを感じるでしょう。

文責 弁護士 小谷

2006年5月8日(月)
トラブル慣れ

昨年、深夜の帰宅時に、不審者に跡をつけられるという出来事がありました。

不審者がドアポストから中をのぞき見ようとしたところを、逆にこちらから返り討ち、事なきを得たのですが、犯人を取り逃していたため、一応警察に報告をすることにしました。
110番通報し、ことの一部始終を報告しました。この時の私の精神状態としては、自宅に帰宅し、不審者が扉一枚隔てた廊下でこちらの様子を窺っているのを見た時は、単なる覗きとは思わず相当な身の危険を感じました。すぐに助けを呼びましたが、犯人が逃走しこれを追いかけた友人が戻るのを待つ間、犯人に危害を加えられるのではないかと、非常に不安な状態でしたので、『正常な精神状態』とは言えませんでした。 

警察に話す声も震えている私に、見かねた友人が代わりに話すという提案を退け、私は自分で警察に話をしました。

1  23時帰宅  このとき不審者発見
2  23時5分  変化なし
3  23時10分 変化なし
4  23時15分 廊下で物音 扉付近に潜む犯人を発見
5  23時22分 他の住人が帰宅したため、一度廊下から姿を消す
6  23時35分 再び廊下に犯人を確認 ドアポストから覗きを行う 退治→追跡

声は震えつつも、冷静に事の順を追って説明し、一部始終の時間を正確に把握していま
した。また、ドア越しに見た犯人の特徴についても、事細かに説明することができたのです。警察も不思議に思ったのか、職業を聞かれ「法律事務所勤務」との回答に納得した様子でした。

仕事外での110番は勿論初めてのことでしたが、この『トラブル慣れ』は、もしかす
ると、法律事務所事務員の『職業病』のひとつなのかもしれません。事務所に勤める前は、新聞の勧誘を断れずに泣いていた自分が、嬉しくも悲しくも別な自分のように思える今日このごろです^^

文責 事務員 神保

2006年4月7日(金)
私達は、オフィスレディか?

うちの事務局は皆、同じ疑問を持っているのだろう。
賃料滞納で賃借人は夜逃げ状態。強制執行の過程で室内に入ることがある。季節は真夏。事務局は、弁護士をサポートすべく現場に立会うが、このような時、私達には、

@ 室内に生息するのはゴキブリだけ・・・悲鳴をあげない
A 冷蔵庫を開けるときは呼吸を止める
B 必需品・・・カメラ、虫除け、軍手、懐中電灯
C 服装はズボン、汚れても良いもの
等の注意が必要になる。

私自身、車の執行で、弁護士とともに力の限り自動車を押したこともある。
冬の現場は、ホッカイロが欠かせず、おしゃれをしている場合ではない。
どうもこの仕事は、秘書とかオフィスレディなどという言葉とは縁遠い仕事のように思う。

まあ、楽しい?から諦めようかとも思う今日この頃なのです。
最後にアロマセラピストとして、現在、一押しのエッセンシャルオイルを紹介させて下さい。

<ネロリ>・・・オレンジの花から抽出したオイル。イタリアの王女ネローラが愛用したことが名前の由来とか。オイルの中では高価な部類に入りますが、つらさや悲しみの中から新たな一歩を踏み出すエネルギーを与えてくれる香りということです。心当たりのある方、お試し下さい。

文責 事務長 矢野